NG集

新製品開発をデタラメに進めて、売れないモノを一生懸命作ってしまったり、途中で開発チームメンバーの心が離れてプロジェクトが頓挫してしまったりすることも多くあります。ここでは「こんなことやってちゃダメ!」という作り手の考え方や行為の典型例をご紹介します。

1.進め方がデタラメ

・良くないアイデアのまま補助金を取ったり知財を取ったりしてしまい、大きな見直しができなくなる。
・ユーザーに響かないアイデアのまま、金型を先につくってしまう。
・自信を持てるモノができていないのに、先に展示会などの予定を組んでしまう。
・展示会向けの試作と製品の試作を別に作ろうとしてしまう。
・売れなかったモノのリニューアル・再チャレンジをするのに、敗因の分析をしない。
・自分たちに作る・売る手段がないのに、商品開発をはじめて(命じて)しまう。

2.変な呪いにかかる

・自分のアイデアに自信がありすぎ、他人の意見を聞こうとしない。少しでも不備を指摘されるとヘソを曲げる。
・プールに釣り糸を垂れていることに気づかないまま「コツコツやっていればいつかうまくいく」と思い込み無駄な努力を続ける。
・社外マーケティングコンサルは、頼めば売れるモノを考えてくれると信じ込む。
・デザイナーは頼めば3万円くらいで絵をササッと描いてくれると思い込む。
・デザインなどの外注費は叩けるだけ叩くのが賢いと思い込む。
・どうにもならないアイデアでも、斬新なデザインをしてもらえば売れるモノになると思い込む。
・新製品開発のために「まず技術開発が必要だ!」と思い込む。
・「特許も取れたくらい素晴らしいアイデアだからきっと売れるモノになる」と思い込む。
・「立派な先生の研究成果をベースにしているからきっと売れるモノになる」と思い込む。
・永久機関などトンデモ科学を信じ込む。

3.ユーザー目線が欠落

・いろいろなモノや技術を足し合わせてモノを考えただけで、肝心のユーザーに全く見向きもされない。
・誰かに言われた通りに作ることが新製品開発だと勘違いしてしまう。
・「良いモノを作れば売れる」と思い込み、ユーザーは眼中にないまま自分たちだけで一生懸命作り込んでしまう。
・モノに没頭し、現場でどう使われるか、どう使えたらいいかという考え方ができない。
・「こんなにスゴいモノなんだから売れるモノになるはずだ」と思い込む一方、それにより具体的にどんな良いコトが起こせるのかを説明できない。

4.試作・テストの誤り

・試作による実験やテストを面倒くさがってやらない。
・性能や効率upで勝負しようとしているのに、肝心の実験やデータ取りをしない。
・ユーザーテストで大問題が発覚しても、今さら引き返せない…と見なかったことにしてしまう。
・最初から立派な試作をカネ・人・設備・時間をたっぷり使って作り込んでしまう。
・試作のフットワークが悪く、思いついたモノをササッと試作できない。

5.リーダーシップがダメダメ

・開発品の「親」として、その最初から最後までを見届ける覚悟がない。
・「オレが客だったら、これ買わないよな…」とうすうす思いながら先へ進めてしまう。
・新製品開発のリーダーシップをエラい先生に預けてしまう。
・自分でトコトン考えたりやったりする前に、何でも他人に頼ってしまう。
・自分がハマれない話に人を巻き込んでしまう。
・「今話題のアレ、ウチもやろうかな」と、競争の激しい分野に丸腰で飛び込んでしまう。
・意志決定者が観念的なことを言うだけで、実現のための計画や行動が伴わない。
・意志決定者が高圧的で、開発メンバーが自由にアイデアを考えたり失敗を楽しんだりする雰囲気を作れない。
・他人に相談した際、想定外の答えが返ってくるとヘソを曲げる。