4-1:ササッと試作する

モノのアイデアをうんと考えてから、一発勝負でお金をかけた試作品をいきなり作るのは大失敗の元です。新製品開発では失敗を先延ばしにせず、何よりもまず時間もお金もかけずにしっかり失敗しておくことがとても大切です(これをfail fastと言うそうです)。そのためには、考えたアイデアをササッと形にして確かめることが大切です。「こんなモノ、どうだろう?」というアイデアが浮かんだら、まずは紙やダンボールなど手近な材料でササッと形にしてみましょう。

例えば…

ラフスケッチでアイデアを見える化する

紙・ダンボール・発泡材などで手早く形にしてみる。

3DCADでモデリングし、3Dプリンタで取りあえず形にしてみる。

事例では…

H社:ファーストクラス座席を参考にした避難所向けパーティションのアイデアを、発泡材や紙などでササッと作成した。

B社:プラモデル作りが趣味の人のためのモデラーズワゴンのラフモデルを、10分の1サイズで、手近な材料で作成した。

D社:マイカーから型紙を取り、ロッドホルダーをベニヤ板で試作した。

E社:メーカーの協力を得て、一杯分のコーヒーフレッシュを入れたタンパク質素材のカプセルを試作した。

A社:手近にあるいろいろな素材をLED光源の上に載せてみたところ、想像もしなかったモノが光らせるととても美しいという組合せをいくつかを発見した。

関連メソッド

4-2:自分たちで評価する

4-3:ユーザーに見てもらう

4-4:機能・性能・価値を見える化する

4-5:アイデアの完成度を判断する

4-6:アイデアをまとめる