2-2:使い手にとっての理想的な状態=あるべき未来を考える

今起きている問題や誰かの困りごとに対して「ここをこうすれば良くなる」と言うように、モノによる問題解決を考える前に「そもそもこのヒトはどうできるのが理想だろう」「むしろ(もっと)どうできたらいいだろう」「どうなるのがハッピーだろう」と言うように、よりよい未来をまず考えてみましょう。そこから「そのためにはこんなモノがあったらいい」というように、モノに戻って考えましょう。

例えば…

今起きている問題に対して、そもそもどうできるのが理想かを考える。

ユーザーは本音ではもっと(むしろ)どうできたら良いと思っているかを考える。

理想の~~体験とはどんなものかを考える。

理想状態を実現するための解決策・モノを考える。

事例では…

J社:業務用洗濯機のリニューアルに当たって、それまで扱っていたアメリカ製の洗濯機の投入口位置が高過ぎるという問題点を発見し、主なユーザーである日本人女性にとって使いやすい投入口高さを検討した。

E社:これからのユーザーは、コーヒーフレッシュを大瓶からいちいち注ぐのではなく、一人分・一杯分のフレッシュをいつでも飲みたい時に使える方が良いだろうと考えた。

I総研:「木を切ることは悪いこと」と信じるプレーヤーに対して、単に「人工林という、木を切ることが前提の森もある」ことを伝えるだけでなく、理想の人工林運営とはどのようなものかを伝えるべきと考えた。

関連メソッド

2-1:ターゲットとするユーザーやシーンを絞り込む

2-3:「自分ならこう使いたい、こうできたら嬉しい」を考える

2-4:参考例やメタファを探す

2-5:問題の解決策を創造する

2-6:「こう役に立つこんなモノ」の仮説をつくる

2-7:目の前にあるモノのアイデアを生かす道を考える

2-8:モノの使用シーン・用途を広げる

2-9:モノに何かを掛け合わせて新たな用途・価値をつくる

2-10:常識・当たり前・固定観念の枠の外側を考える